【連載】アートのある暮らし vol.2 アートを愛するひとの家。

PLART編集部 2016.12.15
SERIES

12月15日号

 

連載 アートのある暮らしとは?
日本のアートには3つの壁があります。
「心の壁」アートって、なんだか難しい。価値がわからない。
「家の壁」飾れる壁がない。どうやって飾るかわからない。
「財布の壁」アートは高くて買えない。買えるアートがわからない。
そんな3つの壁を感じることなく、アートのある暮らしを素敵に送ってらっしゃるお家を取材します!

前回に続き、アートを暮らしに取り入れたお家に取材へ行ってまいりました。

今回の取材先は都内の閑静な住宅街にあるレトロなマンションの一室。ご夫婦のお宅です。

旦那さまの小野寺さんは、東京・原宿にあるショップ・オフィス・カフェバー、そしてギャラリーが入る複合施設 「BLOCK HOUSE」のオーナー。
奥さまの悠さんは、数々のアートプロジェクトをプロデュースするisland代表。

アートを仕事として関わり、日々アートと接してる2人ならではの空間。
アートがところ狭しと飾られてます。
ごちゃごちゃ感がまるで、ニューヨークのアトリエっぽくてすんごいカッコイイ。

「この部屋を見た時、片側の壁が全て白くて、これならアートがたくさん飾ることができる!と思ってさ。」と小野寺さん。確かに、数えられないほどのアートが壁を埋め尽くしてる。

こちらの右の作品は、絵やインスタレーション、壁画、刺繍の制作など幅広い活動をしているアーティスト松岡亮さんの作品。
小野寺さんの「はじめての作品」だそう。(はじめて買った作品)

「100枚以上あった作品の中から、呼ばれた感じがしたんだ。自分が持ってたい。持ってなきゃ。って。

アートには、存在感がある。そのアーティストが家にいると思うほど。と小野寺さん言う。

「現代アートのいいところは、アーティストが生きてるところ!」

小野寺さんの持ってる作品はどれも、若手作家のものばかりだ。それを尋ねると、こう答えてくれた。

現代アートは、アーティストが生きてる。だから、作品が新しく発表されたら観ることが出来る。
作風の変化を楽しむことが出来るからそれも楽しい。作り続けてるアーティストを応援したくなるよ

アートがある事で変わったこと?    人生が豊かになったよ。笑

朝起きて、アートを見ると毎日見え方が違うんだ。自分の感情や体調で見え方が変わってくる。
ただ買っておしまいじゃなくて、アートは毎日そこにあって感じるものだよ。
アートに関わってると時々、発狂したくなるけどね。「とにかく、一回買ってみーー!!」って。笑
もちろん、自分がほしいと思うものじゃないと駄目だけど、本当に世界が変わる。
ギャラリーでこれいくらなんだろう?と見てるとアートが自分と関わりがあってもいいのかな?と思うようになる。

アートと毎日触れ合ってる2人だからこその「アートのある暮らし」

アートを愛してやまない、愛で溢れかえった、そんな空間時間を堪能させてもらった。
そして、2人の自然体であったかい空間感にほっこり。

Thanks a lot for
Onodera Hiroyuki & Haruka.

kakite & kikite by kakiuchi naomi & Photo by hashimoto mika


BLOCK HOUSE 原宿

東京都渋谷区神宮前に位置するBLOCK HOUSE。この建物は中央アーキという設計事務所によって設計され、 2012 年夏に完成。BLOCK HOUSEは地下1階から地上4階の5フロアによって成り、各フロアはアパ レルショップ「VICTIM」のショップとオフィス、カフェバー、 そして2つのギャラリーによって構成。この2つのギャラリーでは展覧会やイベント、ファッションの展示会からライブパフォーマンスまで幅広いイベ ントを開催。BLOCK HOUSEは文化発信する複合型スペースとして、ジャンルや業界、組織や集団、 人種や年齢の枠を超えて、東京の明日の文化を生み出している。(公式サイトより)



FACKBOOK PAGE LIKE!
ART
×

PEOPLE

ヒト、アーティスト

PLACE

場、空間

THING

モノ、コト